こだわりの2x6住宅

この機会に2x6住宅をじっくり検討してみませんか?

  比較的安いコストで高気密・高断熱を実現でき、工期が短い2x6住宅。
北米やヨーロッパ調の外観を住宅会社によって選べます。
時代が省エネを求める今、2x6住宅こそふ さわしい住宅といえるでしょう。
特にソーラー発電との組み合わせで光熱費半分以下も不可能ではあり ません。

家作りを検討中の貴方、ぜび研究の材料としてこのページを参考にしてみてはどうでしょうか?
住宅会社の広告宣伝のページではありませんので、短所も長所も隠すことなく公表してます。
従って特定の会社の利益や不利益を避ける為、会社名には一部イニシャルを使用しています。

1. 家を建てるぞ!
2x6住宅に着目した経緯
2. 住宅メーカーを決める
決め手になったのは?
3. 2x6住宅の構造と特徴
2x4とどう違う?
4. いよいよ工事開始
写真で見る構造勉強会
5. 住み心地レポート
本音で語るその良し悪し
6. 総括"家を建てるとは"
まさしく人生そのもの

2000年初夏、建て替えを決意。
 1989年12月バブルがはじける直前、Dハウスの建売を購入。
それ以来、住み続けること11年。せっせとローンを払い、残り1000万を切った頃の2000年6月 住み慣れた同じ町内に割と広めの土地が掘り出し価格で売りに出ているのを機に建て替えを決意。下記の ような満足した点はあるものの不満の方がはるかに多く、しかも家そのものに対する不満が蓄積されてい て突き動かされるような気持ちで建て替えを決意するに至りました。

 勿論、不動産屋の見立てによって、今住んでいる家が借りてるローンの残高より高く売れると確信が持 てた事が安心してこの建て替えを進める原動力になった事は言うまでもありません。資金面での見通しが 立たないことには計画そのものが成り立ちません。
◆◆満足していた点◆◆
買物に便利で大きな公園が近く静かな住環境や日当たりなどその全てが立地条件そのもの

◆◆ 不満な点  ◆◆
家の間取りや生活動線が自分たちの家族構成やライフスタイルに合わない。
断熱が不十分で結露も多く、ガラス窓だけでなく北側の外壁にカビが生えるなど
庭が狭い、車が1台しか駐車出来ない等の家そのものと土地に対する不満。
 同じ町内でしかも徒歩3分という近い所の物件だったので満足していた点はそのまま継続できる為、大い なる決断をする事となりました。
経験者が語るワンポイントアドバイス
 買物、駅、学校などの住環境や日当たりなどの立地条件を最大の要素として決める人が多いのでは? 確かにおろそかには出来ないポイントではありますが、大事なのはこれだけではありません。
 住宅は一生の買い物です。勢いも大事ですが、慎重に越したことはありません。将来の家族構成やライ フスタイルの変化に対応できる間取りかどうか、そして何より住宅そのものの基本性能-これが相当に重要 です。最初の家を勢いで簡単に決めたのが軽率だったと痛感しています。

2000年秋、終の棲家を決めるべく本格活動開始。
 住宅雑誌、インターネット、テレビの住宅関連番組など、片っ端から研究。しかし、じっくりと時間を かける訳にはいかない。掘り出し物の土地を手に入れる為には住んでいる家を売却しなくてはならない し、売れれば出て行って別な所に引っ越さなければならない。そうするといつまでもどういう家を作る かなんて呑気に研究している場合じゃなくなる。新しい家を建てる事を前提条件にしなければ銀行は土 地を購入する資金を融資してくれない。土地の所有者もいつまでも待ってくれない。しかし、家が売れ なければ何も始まらない。まさに追い立てられるような地獄の日々が始まったのです。

 早速相談したのが友人の建築設計家のM氏。お仕着せのデザインの住宅メーカーは気にいらないので自 由で独創的な、つまり目立つ家を建てるなら建築設計家と決めていた。これはテレビ朝日でやってる住 宅情報番組に相当影響されていた。 なにせ気に入った家の時はビデオに撮って研究していたぐらいだ ったので・・・ しかし、どういう工法で建てるかとなった時に一番重要な事に気が付いた。建てる工 法によって家の基本性能が変わってくる。間取りや家の外観はその次に来るものだと・・・そのポイン トを押さえないとまた後悔すると思ったので、慌てて住宅建築の工法について勉強してみた。以下に大 まかな種類と簡単な特徴を表にしてみたので、ご存じない方は参考にしてみて下さい。
設計の自由度 間取りの自由度 建築費 工期 断熱・気密性 耐震・耐風性 耐火性 増改築
木造軸組工法 × × × ×
2x4(2x6)工法 ×
パネル工法 ×
RC工法 × ×
鉄骨軸組工法 × × × ×
工法の補足説明
1.木造軸組工法でも追加仕様を施す事で断熱、気密性、耐震、耐風、耐火の性能を上げる事が可能です 。最近の木造軸組(在来)工法では標準で耐震用の金具等をつける事で強度を上げる工夫がなされていま す。また、燃えにくい壁材を使うことで耐火性を上げることも可能です。外断熱システムの採用で断熱・ 気密性を上げられるようにもなってきたようです。いずれの場合もその性能アップの分が価格に反映され 高くなります。

2.設計の自由度や間取りの自由度は工法によって明確に差があり、変わる事はあり得ません。

3.単純に工期やコストに制限がないなら、RC(鉄筋コンクリート)工法がお勧めとなります。しかも コンクリートは丈夫で長持ち、内装さえリフォームすれば半永久的な家となります。


2x6工法がベストという結論に達する。
 各工法による特徴をふまえて研究をすればするほど、RC工法がベストと思われた。しかし坪単価およ そ100万円かかると聞かされあえなく断念。総床面積が50坪程度を考えていただけに完全に予算オー バー。新しい家具、カーテン、家電製品、そして外構工事等も併せ新築の予算としていた為どうにもなら ない。諦めるしかない。総床面積を相当に縮小すれば可能だがその妥協はしたくなかった。

 次は鉄骨軸組工法−重量鉄骨を検討。友人のM氏の得意分野なので、ぜひ実現させたかった。しかし その頃には高断熱・高気密の家の虜になっていたので、重量鉄骨でそれを実現する為にはかなりの追加 仕様で対応しないと実現できない。つまり、本来の基本性能ではとても2X4(2X6)にかなわない 事に気がついた。互角となるようにするとこれも相当にコストがかさむ。

 こうして色々な観点から考えてくると、設計・間取りの自由度がやや制限があるものの自分にとって は2X6工法がベストという事が分かってきた。さて問題はどこに依頼するかとなった。友人のM氏を 含め個人設計家や工務店でも対応できるが、経験の豊富さイコール安くするノウハウは2X6住宅専門 メーカーにはかなわない。特に材料調達に一日の長があるSホームは北米カナダで優良な無垢材の大量 仕入れや日本ですぐ建てられるようにカナダで加工してしまうなどコストダウンに工夫を凝らしている。 まさに、餅は餅屋である。散々お世話になった友人のM氏には申し訳ないが丁重に断るしかなかった。
この場を借りて改めてお詫びします。

やっと住宅メーカーを決定する。
 さて、2X4(2X6)住宅に絞ったところで住宅メーカー探しである。この時点では2X6と2X4 の違いが分からなかった。この工法についての説明は後述するとして、その決定的な違いは頑丈さにあ る。アメリカでも爆発的にヒットした2X4工法だが竜巻被害の多い事でより耐久性のある2X6工法 に変わったと聞いている。前述したSホームを始めS不動産、Mホーム、S昭和など数多くの会社が存 在する。Sホームが対応の面でも、価格面でも一番良いのでこれに決定した。勿論、車で5分の距離に ある近さも選考の上でかなり重要であった。

 2001年の1月ようやく住宅メーカーが決まった。これでようやく土地を購入することが出来るよ うになり、持ち家を売却するべく広告を開始できる。しかし、ほっと一安心も束の間、これからどうい う家を作るか詳細に決めていく新しい戦いの始まりでもあった。

経験者が語るワンポイントアドバイス
 住宅メーカーや工務店が家から近いというのは大変重要です。

よほどの条件差が無ければ、近いほうがいいに決まっています。家を建てる事には大変なエネルギーが必 要となります。キッチンやお風呂のショールーム、家具店、電化製品の店、エクステリアの店、カーテン などの内装関係の店など覗いてみる必要があるし、同じ住宅メーカーの建設中の家を構造見学や参考にす る為に訪れる事も大事です。

そして住宅メーカーとの打ち合わせ。本当に最後はもうどうでもいいから好きにしてくれというくらい決 める事がいっぱいあります。その負担を少しでも軽くする為にも近い会社を選ぶに越したことはありません。

 また、どんなにいい条件に見えても競合させないと値引きやサービスを引き出せません。非常に高い一 生の買物ですから、最低2社以上の相見積もりで比較しましょう。やり過ぎは相手のやる気をそぐことに なりますので注意が必要です。住宅なんてそう簡単に売れるものではありません。相手の営業マンも必死 です。相手との駆け引きも立派な家を建てる仕事の内と心得て楽しんで交渉してみて下さい。

面で支える構造
2x4(2x6)工法は柱が一本も無く、全て面で家の内外壁を形成して支えます。
木材を格子状につなぎ合わせて作った箱は面を組み合わせた箱と較べると強度的にかなり劣ります。
構造の違いから来る強度の違い
 割り箸で作った格子状のものとティッシュペーパーの箱と較べてみて下さい。割り箸の方は横からの力で 簡単にゆがんでしまいます。もう片方はそう簡単にはゆがみません。面に穴を開けてみてもそんなに変わ りません。この構造が2x4(2x6)工法なのです。
 但し、実際の在来工法は筋交いや補強金具が入ってこの例よりは強度が上がっています。しかし基本性 能としての差は歴然としています。

高気密・高断熱の秘密
 そしてこの面の部分が家全体をすっぽり覆うようにしているからこそ高気密・高断熱を生み出している のです。つまり在来工法と較べて、この面に相当する部分が外壁と内壁の間にもう一つの層を形成してい るからなのです。外壁の構成は在来工法と変わりがありませんから、この部分が明らかに有利となるので す。あたかも、家がもう一枚コートをしっかり羽織っているかのようです。さすが寒さの厳しいカナダで 実績があるのも頷けます。

2x4と2x6はどう違うの?
2X6は2X4に較べて下図の通り構造材の幅が増えている分頑丈になっています。
 前述した通り、ハリケーンの多い米国にて2x6が2x4に取って代わっているのもうなずけます。
2x6はパネルの厚みが増している分、当然そこへ入る断熱材の量も増えるので、断熱性能においても 格段に向上しています。2x4と2x6の構造は同じと言われて違いをはっきり認識せずに2x4を安易 に選択するのはやめましょう! 勿論、予算との兼ね合いもあるでしょうが内容から言ってズバリ2x6 がお勧めといえます。

耐火性能が高いのはなぜ?
各居室の密閉性が高いことから、内部の火災においては空気を遮断し火の進入を防ぎ、結果として延焼を 止める効果が有ります。さらに外壁の厚い2x6材が万一の場合は炭化して延焼を防ぐ効果もあります。 今回建てる事に決めたSホームでは壁の間仕切り部分の接合部に密閉された空間(ファイアーストップ構造) を採用しているので、延焼を食い止めるのに、さらなる相乗効果が期待できます。
但し、耐火性があっても燃えないということではないので、くれぐれも誤解のないようにお願いします。

工期が他の工法と較べて短いのはなぜ?
 棟上までの作業は非常に短く本当に驚くほどです。基礎部分は他の工法とさほど変わらないですが、外 壁と内壁を兼ねた2x6材のパネルをクレーンで吊り下げて基礎部分に置いていくだけなので速いのは当 然です。パネルを置いて固定していくと内部の部屋も自動的に形成されて完成していき、2階は床パネル を1階の上部に敷いて同じようにパネルを建てて行くと出来上がるという寸法です。
 もちろん、がっちり大きなボルトで固定されるので建て方の簡単なイメージとは別に本当に磐石な住宅 になるのです。屋根を除いて、この立ち上げに要する時間はほんの1日か2日なので本当にビックリしま す。実際、この工期の短さもトータルコストを下げる要因の一つだと、実感しました。
 工期の短さの秘密はまさしくこの部分であって、その他の屋根葺き、外装、内装の製作及び仕上げにつ いては全て他の工法に較べて全く同じということは言うまでもありません。

間取りの自由度に制限がある?
 最初に気が付いた欠点らしい欠点といえば、正にこれです。全てを壁で支える為に間仕切りの無い大き な部屋の大きさに制限があるということです。どういうことかというと、家を支える強度を計算する際に、 1部屋の1辺の最大長は4m以内という制限が付くことです。片方が4m以内ならもう片方は10mでも 問題なしですが、5mx5mという正方形の部屋は作れないのです。この制限をうまく生かすように設計 しないと実際に住む際、特に家具を置く際に”あれ!こんなはずではなかった”なんて後悔することのな いように十分注意して下さい。
 そしてこの構造上の問題が増改築に不向きという欠点も併せ持つのです。単純に部屋を足せばいいと思 われるでしょうが、この壁は強度上どうしても抜けないなんて事が発生して、自分がイメージしてる通り に設計できない事があるようです。


T.土地改良工事
建設予定地
えー!土地改良工事が必要なんですか? というのが最初の正直な感想でした。この付近は30年位前ま で、田園が広がる湿地帯だったと聞いていたので軟弱地盤だという事は理解してました。しかし建設予定 地は鉄筋コンクリートの2階建てアパートが建っていた所なので勝手に補強済みだと思い込んでいました。  ところが、測定してみると法で地盤改良工事を義務付けされるレベルしかない事が分かり大ショック。
この工事料金は約200万円で外構工事に予定していた額と同じ。従って外構工事の分が全てカットされ る事になったのでした。トホホ (ToT)
 しかし、結果的にDIYで外構工事をやる事になり、庭作りへと発展してDIYにハマルきっかけになったの でした。

地盤改良工事
この機械を使って、地中深くクイを打って中に補強剤(多分コンクリート?)を注入しているところです。 後で、基礎が立ち上がる所にうまく分散して、全部で12本か15本打ち込みました。
 前に住んでいた家では、補強していなかったので本人が知らない内に実は家が傾いていました。勿論、 生活していて全く気が付かないレベルでしたが、なにせ近所なものですから購入していただいた方から知 らされてビックリするやら、騙した事になったのかなんて悩んだりしてさんざんでした。同じ町内の同じ 軟弱地盤なので、この家ではしっかり補強して安心を文字通りお金で買いました。

U.基礎工事
遣り方と基礎穴
基礎にはベタ基礎と布基礎とが有り、ベタ基礎の方が荷重を分散して家を支えるのでより上とされていま す。しかも犬走りまで同時に作ってしまうので理想的です。残念ながら当方は昔ながらの布基礎で一歩遅 れています。写真は遣り方という家を建てる際の基準となる高さを示す木で出来た囲いの中に基礎穴を掘 り砕石を敷きベースとなる捨てコンを打つ準備をしている場面です。砕石のない四角形に土が剥き出しに なっている所が地耐力を上げる為の杭打ちをしたところです。

捨てコンと配筋
砕石の上に捨てコン(一番下になるベースとしてコンクリートを打つこと)を打ち、その上に配筋をセット しているところです。強度を保つ為には、この配筋がうまくコンクリートの真ん中の層に埋まる必要が有 ります。手抜きをする業者は捨てコンを省略して、砕石の上に直接、配筋をしてコンクリートを流す方法 をとるようです。

立ち上がり部
基礎の立ち上がり部分の鉄筋を立ち上げて、その下に再びコンクリートを流し込み、基礎のベースが完成 した所です。6月の梅雨空の下、空模様をにらみながらの工事でしたが、ここまで3日ぐらいの日程で進 んでいたようです。時折の雨で仕事も少しやりづらそうでした。

型枠の設置
立ち上がりの配筋を挟むように型枠を設置していき、コンクリートをポンプ車を使って流し込みます。型 枠の中のコンクリートがよく中まで入っていくように棒を使って、コンクリートを突きます。そうしない と空気のタマが入ってしまうからです。入れば当然強度が落ちるので要注意です。ちょっと、写真では見 えづらいですが、コンクリートが固まる前に、その一番上に家の床を固定する為のボルトを埋め込んでお きます。これは田植えと呼ばれるもので、固まれば家を支える強度に問題はないですが、正確に垂直に埋 め込まれてはいないものが何本か見受けられました。恐らく固まった後でハンマーか何かで垂直にするの でしょう。丁寧な業者はこのボルトをしっかり器具を使って固まるまで動かないようにしているようです。

基礎の完成
型枠を外すせば、基礎の立ち上がり部は完成です。後は土が剥き出しになった部分に防湿シートを敷き、 その上にコンクリート(あるいはモルタル)を流し込み、ならせば床下部分も完成です。パッと見た感じで 全てコンクリートに覆われているので、最初はこれがベタ基礎なんだと勘違いしてました。ベタ基礎とは 前述の捨てコンの段階で基礎の全てのエリアにコンクリートを打つことから始まり、その上に配筋をして 立ち上がりを作っていくので頑丈さが違います。写真は玄関から居間、キッチン方面を写しています。

基礎の完成-水廻り
水廻り部分です。青い防水板を基礎の内側に張りめぐらせているところが風呂場です。手前部分がトイレ で風呂の右側が洗面所の部分です。洗濯機を置くスペースを併設しています。ここまで、非常に丁寧に作 っているという印象を受けました。

V.棟上げ工事
床板の立ち上げ工事
これから、いよいよ建物の上棟に向けて本格的な工事が始まります。基礎の立ち上がり部の上のボルトに 2x6材を通してナットで締めて固定していきます。この際、基礎と板の間に黒いパッキンのようなもの を挟むようにしていきます。恐らく通風を良くする為のものでしょう。その代わり、昔の家の常識だった 基礎の立ち上がり部の中に四角い穴が開いていて金網かなんかで覆っているようなものはひとつもありま せん。知らない間に家の建て方も随分進化しているんだなと感心することしきりです。

根太を張る
床の一番重要な部分の工事です。基礎の立ち上がり上部に固定した2x6材に今度は2x8あるいは2x 10材を立てて固定して枡状にしてから、それぞれの枡の内部を埋める感じで根太を増やしていきます。 根太間に2x6材をクロスするように取り付けているのは補強する為です。また、根太下部に細い板を取 り付けているのは断熱材を入れて下に落ちないようにスペースを作っているところです。ずっと監視する ように写真を撮れないので、残念ながら断熱材を入れてる作業をしている写真はありません。翌日には終 わっていました。

床板の完成
断熱材のウールマットを入れた後、パネル状の床板を根太の上に打ち付けていけば、床板の完成です。水 廻りの給排水管の部分はしっかり、くりぬいています。写真はお風呂の方から玄関方面が写っています。 基礎の上に平らな床がしっかり固定され、いよいよ2x6材の壁を載せる準備が整いました。

1階部分の立ち上げ
2x6工法の要と言える壁部分の立ち上げです。クレーン車を使って壁パネルを積み木のように床板に置 いて固定していきます。壁部分はあらかじめ設計図を基に製作されたものをトラックで搬入してきます。 見ていて気持ちいい程、早いスピードで組み立てていきます。実にあざやかな職人さん達の手腕に脱帽で す。

2階部分の立ち上げ
1階部分が全て立ち上がったら、その壁の上部を床の時と同じように、また2x6材でつないで(頭つなぎ と言います)上部で固定して根太を渡していきます。当然、断熱材が入るのも床下と同じなので細い板を取 り付けます。根太が全て固定し終わったら、2階の床板を打ち付けます。それが終わると、2階の壁の立 ち上げを1階と全く同じ要領で行います。写真ではこの途中の部分が無くいきなり2階の壁が全て立ち上 がっていますが、それだけ早く作業が行われた証拠です。はっきり憶えてないですが、おそらくここまで 僅か2日で出来てしまったはずです。

W.屋根葺き工事
屋根の基礎と補強
通常、棟上工事は屋根の棟木を組むところまでですが、ここでは屋根を葺く工事の方へ分けて説明してい ます。2階の壁が全て立ち上がったところで、その上部にやはり頭つなぎの2x6材を打ちつけ、根太を 渡していきます。強度を上げる為に根太をクロスさせて組んでいます。天井にも断熱材を入れるので当然、 細い板を取り付けます。写真は2階のベランダから屋根部分を写しています。

下から見た屋根の根太と垂木
先ほどの根太部分を下から見上げて撮った写真です。写真中央では屋根の頂点部分の垂木及び棟木を立ち 上げている所です。たくさんの根太が屋根のベースとして、そして2階の壁を押さえる補強材として張り めぐらされています。根太だけでなく大引きと呼ばれるクロスに組まれている太い補強材も見えます。

屋根をかたち作る
屋根の形状には切妻型、寄せ棟型、片流れ型、陸屋根型と色々ありますが、この家は寄せ棟型で頂点が2 つあるタイプです。寄せ棟の場合は構造が複雑で垂木と棟木を組み合わせがら屋根を組んでいきます。写 真は2つある頂点の内の1つを決めようとしている所です。上の写真ではこの場面を下から撮っています。

垂木の取り付け
大まかな屋根の形が整ったら垂木を順次、間を埋めるように打ち付けていきます。この垂木を取り付けれ ば、ほぼ屋根の形が見えてくるのでぐっと家らしくなります。あれよあれよと言う間に、壁の立ち上げか らここまで約1週間できました。こんなに熱心に家作りを観察したことが無いので、このスピードには本 当に驚かされました。実際、屋根が出来ないと雨に濡れてしまうので、一般的に棟上、つまり屋根を作る までの工程は特に急ぐようです。

屋根の下地材の取り付け
垂木を全て付け終わると、屋根の下地材(多分コンクリートパネルと思われる)を屋根の形状に合わせて打 ちつけていきます。屋根を形作る稜線部分の棟木と間を埋めるように並べられた垂木そしてその下の根太 部分がよく見えています。一日に2回、出勤前と帰宅時に必ず現場をチェックしていました。この写真は その帰宅時の夜に現場に寄って撮った1枚です。仮住まいの自宅と現場が近くそして職場も近かったので こまめに観察できました。

屋根の下地布の貼り付け
コンクリートパネル(略称コンパネ)の取り付けが終わると、その上に下地布を貼り付けていく。この下地 布はルーフィング材といわれるもので、アスファルトシングルと呼ばれる現代版の瓦の下に敷く防水布と 思われる。それ以外には、コンパネ材の腐食防止か断熱の為かぐらいしか思いつかない。知っている方が いれば教えて下さい。

屋根の仕上げ
いよいよ屋根の仕上げです。アスファルトシングルを一枚一枚重ね張りしていきます。トタン材をうまく 整形して屋根の谷間に当たる部分は下に敷いて水濡れ防止を行い、屋根の破風部分は木の部分を覆い隠す ように外側に貼り付けます。左の写真をみると、屋根の谷間部分の下側にトタンが敷かれているのがよく 見えます。こうしないと、その谷間の形状に合わせたアスファルトシングルは無いので、水漏れを防止す るにはこういう工夫が必要です。

X.内装工事
内壁の製作・完成と窓の設置
さあ、今度は建物の内側の製作が始まります。実際には屋根の骨格が出来た後にすぐ始まっていたので、 屋根を葺く仕事と同時進行となっています。2x6の要と言っていいその構造がよく見えています。大きな 窓が置いてありますが、この家で使われる窓は形状に関わらず全てペアガラスです。しかも中身はアルゴン ガスが封入されており、高い断熱効果をもたらしています。そして窓枠のサッシ部には特殊樹脂製素材を使 用していて熱伝導率がアルミの千分の一と言われており、抜群の結露防止効果を生んでいます。

シロアリ対策用の薬品の塗布
柱や壁材の下半分には全てシロアリ対策用の薬品を塗布しています。5年保障か10年保障か忘れましたが ・・・。窓は全て所定の位置に設置の上、固定され、玄関ドアーも同様に設置されました。こうすることに よって早速、玄関には鍵がかけられ施主と言えども建築作業中以外は中へ入ることが出来ません。従ってこ れまでのように仕事前や帰宅後に見に行っても作業員が仕事をしてなければその進捗状況を確認できません でした。不規則な時間帯にシフト勤務を余儀なくされる私にとってちょっと不便でした。それでも1日1回は 必ず打ち合わせ通りか細かくチェックしてました。

セントラルクリーナーの設置と配管
家の外に掃除機のモーターと集塵フィルターを置いて、室内にコンセントを設けてそこへホースを差し込む 事で掃除機の本体を引きずることなく、電源コンセントも気にすることなく家中の掃除を可能にするセント ラルクリーナー。建築後の設置は非常に難しく、出来ても設置費用が高くつく、この掃除機の導入を検討す る際は相当に悩みました。安く設置は出来ても本体価格は高いんです。20万円ぐらいだったかな?
この機械の設置に関して、毎日チェックに行ってる甲斐あって、打ち合わせと全然違う工事をやりなおしさ せました。ホースの差込口が床面に設けられているので、ビックリしました。歩く際に引っ掛かりがあるの が嫌なのと無垢の床材に穴をわざわざあけるのがもったいないと思い壁面にして下さいと打ち合わせではそ うなってたからです。こういう細かいトラブルは日常茶飯事です。打ち合わせ議事録を軽視してはいけませ ん。しっかり証拠を残しておきましょう!

生ゴミイーターの設置と台所
もう一つ設置にこだわったのは生ごみを分解してゴミを出さずして 土に変えるシステムの導入です。本当は生ゴミを砕いて下水に流す米国ではもはや常識であるディスポーザ ーを付けたかったんですが、残念ながら公的に認める自治体は少ないようです。下水施設の能力が米国のそ れに劣るのが理由らしい。違法を承知で付けるのも有りですが、何かトラブルがあった際に非常に不利にな ることや環境問題を考えた時ディスポーザーは諦めました。しかし、今でも未練があります。
写真はその生ゴミイーターを設置する予定の部分です。壁に穴があいています。設置場所はそこしかないの で場所について考える余地はなかったのですが、後で使い勝手の点で問題が発生しました。生ゴミを流しか ら捨てようとすると、その生ゴミのしずくが垂れて台所を汚してしまうのです。キッチンペーパーで下を支 えるようにする事で垂れを抑え、問題を解決しました。

電気・ガス・電話・インターネット・テレビの配線
天井から内壁の中に上記の配線を全て通していきます。電気は各部屋で使う予定の電化製品の配置を考えて コンセントの位置をガスはガスファンヒーターの設置と移動コンロの使用を可能にするようにコンセント位 置を同様に他の配線もその位置を考えます。電話は1階居間と2階寝室に、テレビは全ての部屋に、インタ ーネットはLAN配線を必要と思われる部屋へ巡らしておきます。今となっては無線LANが常識になって るので、要らなかったのかなーと思いますが、あくまで結果論だと思います。
この配線工事が終わると断熱材をはめ込み、石膏ボードでフタをしてしまいますので、コンセント等の位置 に変更がある場合は速やかに工事業者に告げないと手遅れになってしまいます。要注意です!

断熱材の埋め込み
天井から壁にかけて、かなり厚い断熱材を埋め込んでいきます。ただでさえ、パネルが一枚在来工法より多 いのに加えてこのボリュームある断熱材を見て下さい。その断熱効果は抜群です。その具体的な効果につい ては住み心地レポートの方で紹介してます。ご参照下さい。

断熱材の埋め込み後の仕上げ
断熱材の埋め込みが終了すると、ビニールシートで上から覆い、薄い板で押さえつけるようにしてビスで固 定していきます。写真は天井部分で電灯線が出ています。天井の照明器具が取り付けられるように、強度が 増す為の板が電灯線が出てる周辺に多く打ち付けられています。

内壁の仕上げ
内壁もいよいよ、ここまできました。断熱材の上を更に石膏ボードで覆います。そしてビスで固定した後、 ボードの継ぎ目に隙間が開かないようにパテ材を塗りこみます。写真で白く見えるのがそれです。昔はパテ 埋めをやらなかった為に壁紙を張った後にパネルの隙間が大きくなって壁紙に亀裂が入る事があったそうで す。この処置をやるようになってから亀裂は発生してないようです。
少なくとも、我が家ではこの5年間全く問題ありません。

強制換気システム
高気密・高断熱ゆえに家自体の自然換気は行いません。せっかくの気密性が失われてしまうからです。勿論、 季節のいい時期は窓を開けて自然の換気を楽しむのは全く問題ありません。我が家のような共働き世帯では 窓を開けて、家を留守に出来ません。セキュリティだけの問題ではありません。留守中に大雨が降ったり、 突風が吹いたりすると、家の中が濡れたり、砂が入って床がザラザラになってしまいます。 そこで、強制換気システムが必要になってくるのです。写真は換気システムのいわば心臓部である送風シス テム部分を写しています。

強制換気システムの吸気・排気口
強制換気には建物の外壁と各部屋に吸気・排気口が必ず付きます。吸気と排気はそれぞれ別々についていま す。写真のものは排気口で壁についています。吸気口は天井部についています。天井の吸気口はどの場所で あっても、特にその位置を巡って問題になることはないでしょう。しかし、壁に取り付ける排気口は場所に よっては都合が悪くなることがあります。打ち合わせ時に充分な確認が必要です。我が家では背の高い家具 を置く際に問題になりました。

建具の取り付け
建具にも無垢のオーク材を選ぶなど少しこだわってみました。無垢なので物凄く重いです。ドアーヒンジに 相当な負担をかけています。従って、1年に1回くらいはヒンジのツナギ釘を打ち直す調整が必要なくらい です。大した手間ではないので気にはしてません。一括輸入建材なので価格が手頃で、思い切って選んで得 したオプションでした。重厚感あふれる無垢材に勝るものはありません。標準仕様のドアーは悪くはないの ですが、一度無垢材の良さを見てしまうと、もう後戻りできません。そんな葛藤の末に取り付けました。

床材の貼りつけ作業
このフローリングも無垢材です。日本で一般的に見られるものより、幅がやや狭いタイプです。この無垢材 は標準仕様の物です。とっても気に入ってしまって実はこの会社の家を採用する際の大きな理由の一つでし た。特別なワックスがけをしなくてもいつまでも落ち着いた光沢があり、素足でも気持ちいいこと、この上 なしです。2階部分は標準ではフロアカーペットでしたが、日本の気候に特に湿気の多い夏に合わないし、 ダニの温床になりかねないので、1階と同じフローリングにしました。 今だに真偽のほどは分からないのですが、この家に決定した時、床暖房にしたいと住宅会社に希望した所、 無垢の床板が反る危険性があるので、保証できないと言われて泣く泣く床暖房を諦めた経緯がありました。 どちらを取るか選択を迫られたわけですが、今ではこのフローリングの方を選んでよかったと思っています。

階段の取り付け作業
玄関から2階へ上がる階段の工事写真です。吹き抜けの玄関を見下ろす感じで2階へ上がっていきます。こ の階段の下は玄関の収納となっていて、無駄なスペースを作っていません。階段の手すり部分も無垢材を使 用しています。 建物の内装工事はこれで終わりです。毎日のように現場に行っては写真を撮っていたわけですが、さすがに 工事のピークは過ぎ、監視の目を光らせる必要がなくなってきたので、こっちもかなりくたびれてしまい、 すっかり安心して撮ることをやめてしまいました。HPで公表するつもりだったら、最後まで撮っとくんだ ったと後悔しています。

Y.外装工事(外壁工事)
外壁の下地部分の作業
最後の工程である外装工事へやっとたどり着きました。外側は最初パネル材が剥き出しになっている状態で す。次の工程は写真のように白い紙状(紙ではないと思います)のものをパネル材の上に貼り付け、細い木 で固定しています。この紙状のものが何なのかさっぱり分かりません。恐らく防水シートではないかと推察 します。外からの風雨で相当壁に水がかかってくるので、このシートで防水しているというのは間違いない と思われます。

外壁の下地部分の作業パート2
少し拡大してみた写真です。下の基礎部分とのつなぎ部分に少し隙間がありますが、床下と外との空気の出 入り口になっています。虫等が入らないようにメッシュ状になってます。外装の下地シートはやはり化学繊 維で出来たものかケミカル薬品をコーティングしたものに違いありません。写真に見える「DUPONT」の文字 は外資系ケミカル製品を扱う会社なので、防水加工したシートに間違いありません。

玄関上部構造と外壁
玄関の上部構造です。玄関テラスの上のひさしを下から見上げて撮った写真です。一見、換気用に見える丸 型のエクステリアはよく見ると飾りそのものです。強制換気用の出入口は別に設けられています。

強制換気システムの外壁上の出入口
前の項で出てきた強制換気システムの出入口の穴です。外壁の完成を待って、雨水が入らないように工夫さ れた専用のキャップが後で挿入されます。INとOUTの2つがあって、形状が違ってますが、並んで取り付け られます。

塗り壁下地網材の貼り付けと各種ケーブルの取り回し
電気、電話そしてケーブルTVのケーブルのターミナル部分です。ここで一括にまとめられ外壁にボックスが 付けられます。外からの結線はそのボックスで行われます。 外壁材は塗り壁となります。色々な材質・種類のある中で迷いましたが塗り壁材を選択しました。昔に比べ 性能が遥かに向上していて、耐久性も上がっていてデザイン的にも見てくれがよくなっているということで 決定しました。写真の右側に見えているのが、その塗り壁の下地材であるモルタルをうまく密着して支える 下地網材です。細かい網目がモルタルが浸透して簡単に剥げないように工夫がなされているようです。

塗り壁下地網材の貼り付け部分の拡大
下地網材の拡大部分です。この網目にモルタルがしっかり浸透してガッチリ食い込むことで剥がれ落ちるこ とがないようになっているのがよく分かると思います。

塗り壁下地網材の貼り付け全体写真
この網状の下地材で家全体を覆っている様子がよく分かる全体写真です。外壁なんて簡単に出来ると思って いたら結構、幾重にも下地材を重ねて手間のかかる仕事だったようです。段階を追って見ていくとその大変 さがよく分かります。

下地材モルタルによる塗り付け作業
やっとモルタルにて下地の塗り付け作業の開始です。プロの仕事だから、当然ですが、手際が良過ぎるぐら いイイので、見てる方は感心するばかりです。下に網目の下地材があるとはいえ、綺麗にしかも早く均一に 塗っていきます。取りこぼしもなく芸術的ですらあります。

モルタルの重ね塗り作業
1回で終わりと思っていたら、重ね塗りをしていきます。ただ単純に2度塗りをするのではなくて、今度は 網目のシートを下に敷きこむようにして重ね塗りをしていきます。おそらく2つの層が簡単に剥がれないよ うにしていると思われます。徹底的な工夫に感心することしきりです。

玄関のエクステリア工事
外壁工事から少し離れてしまいましたが、玄関のポーチ部分の工事風景です。ポーチを支える柱の外側を擬 石にて化粧張りしているところです。一見すると本物の石のようですが軽い素材で出来た壁材の1つです。 また、玄関テラスは大きめのサイズのタイルを貼っています。

完成した家の全景写真
下地材であるモルタルの上に最新技術で開発されたジョリパットという塗り壁材を家全体に塗って完成です。 ただ塗っただけでなく、風紋模様を施し、敢えてコテ目を残して味のある仕上げとなっています。 写真は足場も外され最終点検を迎えて、いよいよ施主である私に引渡しの期日が迫ってきているそんな1日 に撮った1枚です。一刻も早く住みたいと願っていた頃です、とても懐かしい気がします。
 
T.住んで感じる高気密・高断熱の驚くべき性能
@保温性について

冬季の住み心地

 実際に住んでみるとこの高気密・高断熱がどういうものかということがよく分かります。
真冬の厳冬期に戸外が氷点下となる朝であっても、室内の気温は15℃を下回った事が ありません。(関東地区平野部) 勿論、前夜に寝る前までに20℃前後に暖房を使ってい るという前提条件が付きます。
 このあったかさが従来の家とは決定的に違うところでしょう。朝、布団から出るのに何の 躊躇も感じません。  前の家(Dハウスの軽量鉄骨)では、寒くて相当な覚悟がないと布団から出ることが出来ま せんでした。
吐く息が白いということもあったのですが、今の家では皆無です。

夏季の住み心地

 夏は冬ほどに残念ながらその性能を実感できません。
特に2階は熱気が上がってきて、逆に高気密ゆえにその熱気がこもってしまうとも言えます。 冷房をガンガン効かして快適に暮らすなら、冷房効率もよくその良さが実感できるかもしれません。
しかし、残念ながら我が家では1階を中心に程々に抑えて冷房してるので中々効果を体験できません。特に1階で冷房を使ってもその冷たい空気 は2階に上がらず無駄が発生します。冬は1階での暖房の熱気が自然と2階へ廻り、家全体が暖かいのと 対照的です。
とはいえ、冷房を切って外出しても2〜3時間程度なら、まだひんやりした感じが残っていることは しばしばでした。これは勿論1階に限っての話です。

春・秋季の住み心地

 この季節については特にこの性能が発揮されることはありません。
但し、春・秋は気温が急に上がったり下がったりします。従って冷暖房を使ってない状態で外の気温が 急に上がればひんやりとそして急に下がれば逆に家の中が暖かく感じます。外の気温の変化に相当遅れて、家の 中の温度が追いついていくという感じです。まさしく高断熱・高気密ゆえの特性でしょう。

A結露について

全く発生しないメカニズム
 ペアガラスの構造は左記の断面写真で分かる通り、2枚のガラスで断熱効果を上げています。ガラスと ガラスの間は空気層ですが、Sホームの場合はアルゴンガスが封入されており、断熱効果がさらにUP しているようです。ガラスを支えているサッシ部分は通常、樹脂製になっています。これは金属のアル ミより遥かに熱伝導率が低く断熱効果がある為です。
 以上の構造により、結露は全く発生しません。真冬時に前の家ではガラス窓から滝のように結露した水 滴が垂れてきてましたが、この家では皆無です。
 お鍋を食べて室内の湿度が急に上がっても、結露にまで至ることはありません。完全に結露の悪夢から 開放されました。

外壁のカビの発生を抑える効果

 この結露が全くないという構造上の利点は、思わぬ効果を生むのです。
それは北側の外壁によくできるカビの発生を抑える効果があるということです。元々カビの発生は建物内 で結露による湿気が抜けない為におきる事なのです。湿気を好むカビが生えやすいのは北側の壁で、それ は勿論、日が当たりにくいことに起因しています。全ての壁に日が当たるようにすることは不可能です。
 そこで、結露が発生しなければ、湿気がたまることもなく、カビの発生も当然抑えることができるわけです。
 筑後まる4年経ちますが、外壁の汚れは目立ってきたものの、全くカビが生える気配はありません。

B防音について

構造上防音にも有効

 この高気密を維持する2x6の構造とペアガラスは空気を遮断し熱を伝えにくくしています。従って空 気を振動させて伝わる音にも当然有効となります。
 実際、外からのウルサイ騒音もかなり低減することが出来るし、家の中でテレビや音楽を大きい音で聞 いても外への近所迷惑は考えなくていいようです。
 近くに空港がありますが、少なくとも窓を閉めている状態では飛行機の騒音は全く気になりません。
 但し、2階での足音や物音はよく聞こえます。1階と2階の天井と床に断熱効果を施していますが、高 気密構造ではないので、建物内での部屋どうしの防音効果は有りません。

C強制換気システムについて

高気密・高断熱構造に欠かせないシステム

 この高気密・高断熱構造になくてはならないのが、強制換気システムです。
昔の家は風通しのいい構造が理想でした。今だってある意味、窓を開けてる時はそれが理想かも知れま せん。しかし、風が吹かなければ風通しだけではどうしても冷房に頼らざるを得ません。
逆に冬は風通しはもっての外で、隙間風が入ってきては困るのです。

 こうして、1年中を快適に過ごす為に、高気密・高断熱システムの家が生まれたのです。
気密性を上げたという事は、建物内の換気が悪い事を意味し、強制換気システムを以ってその欠点を補う 事が可能になりました。

 そして私達共働きの夫婦にとって、防犯上、窓を開けっ放しというのは、やはりあり得ないでしょう。 仮に侵入不可の小窓の存在があっても不在時の雨風で家の中が水や砂だらけになることを考えたらやはり 出来ません。そういう意味で、このシステムは誠に都合が良かったのです。

 思わぬ利点が他にもあって、得した気分になっています。それはホコリのたまるスピードがやや遅いので 掃除の頻度が少なく感じることです。フィルター付きの強制換気によって空気が常に動いているお陰のようです。

男は3回家を建てる

なんて昔からよく言われています。

これは男の甲斐性のことを言ってるのか、3回建てないと満足のいかない家にはならないのかは不明です。
しかし、どちらでもそれなりに意味は通る気がします。


2008年1月現在の様子です。

軽量鉄骨の建売住宅を立地条件だけで飛びついて買ってしまいました。

家が近所なので、散歩がてらよく通りかかります。

住みにくい家でしたが、だからこそ建て直したいという原動力になりました。
1989年(平成元年)12月に購入した最初の家です。

甲斐性の方はさておき、3回目にやっと満足のいく家になるというのは、真理に近いというのが率直な感想です。
一回で理想の家を作るなんて絶対に無理だし、2回目に相当な準備をして望んでも、まあ不満は出るものです。
三回目でも不満は出るかもしれないですが、確実に減って理想に近くなるでしょう。

そして何より、ライフスタイルが変わってくることによって、理想そのものが変化してしまう事があることを忘れてはならないと思います。
小さい子供が成長して夫婦二人だけになってしまったり、逆に成長した子供が一緒に住むので二世帯住宅が必要になったりするからです。


2008年1月現在の様子です。

完成してから約6年が経過しています。

住んでみると不満はやっぱり出てきます。

しかし、2軒目だけに、全体の満足レベルは高く建替えの良さを実感してます。
2001年(平成13年)10月に完成した2軒目の家です。

とはいえ、家は簡単に買える程安くはなく安易に買ったり建てたりしたら、それこそ一生後悔することになるので慎重に計画を立てたいものです。
ある程度先を見据えたしっかりした家を建ててさえいれば、ちょっとした変化は建て増しやリフォームで対応できるので、やっぱり基本は大事です。

それには基本性能のしっかりした家作りを目指すべきだと思います。


心から寛げる理想のマイホーム作りを目指しましょう!


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